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僕がFacebookをやめた理由⑦ 意外に拡散力がない? [FB問題]

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 僕がFacebookをやめた理由⑦ 意外に拡散力がない?

 さて、このことを一番最初に書かなければならなかったのだが、一番最後に分かったことなので最後になってしまった。そもそも、Facebookを始めたのは新作映画の宣伝のため。そのためには、毎日何度も記事を書き、アップした。「友達」を増やすことが大事。より多くの人に映画の存在を伝えるためだ。

 4年ほどで「友達」が3000人ほどになった。

「いいね」は記事の内容によるが30〜100くらいもらう。本当にたまに1000をもらうことがあるが、それは社会的なネタや事件であることが多い。「シェア」は「いいね」よりも少ないが、必ず5人ほどはしてくれる。

 「友達」は3000人いても、FacebookのラインもTwitterと同様で流れて行く。時間帯によっては僕の記事はかなり下の方にあり、それを探して読むのは面倒。朝しかFacebookを読まない人。ランチタイムのみ。仕事が終わり帰宅してからという人もいるだろう。そこで映画公開中は1日3回、同じ記事をアップした。

 これなら3000人の「友達」の多くが記事を目にするはずだ。ま、3日に1回、週1回しか観ない人もいるだろうが、80%くらいは見るはずだ。「シェア」してくれる人が10人いたとして、それぞれの「友達」が200人いれば、さらに2000人が記事を見ることになる。3000人+2000人で50000人に映画の存在が伝わる! それも無料。毎日、記事を書く私は大変だけど。意味ある宣伝だ。

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 そう思って、この4年Facebookを続けて来た。先に記事にしたように「野菜足りません」事件、勘違い&無神経コメント、その他いろんな事件もあり、何度かもう止めようと思ったことがあるが、続けて来たのは、大きな宣伝効果があるからだ。「友達」が増えれば、さらなる宣伝力となる。そのために映画以外の記事も書き、「映画」に興味のない人も僕のFacebookを見てくれるように努力した。

 それとは裏腹に感じるものがあった。

 本当に1日=5000人近くに映画情報が伝わっているのか?もし、そうなら5000人の1割=500人。いや、1%である50人から何らかの反応があるはず。「映画、見に行きます」とコメントが来たり「感動しました。大阪で見ました」とメッセージが来たりするのではないか? が、そんな反応は極々、身近な「友達」からしか来ない。

 「野菜足りません」事件以来、僕はうるさく言うので、コメントし辛く。映画の存在を知っても気軽にコメントできないということはあるかもしれない。しかし、情報が5000人に広がっているという実感はなかった。もしかしたら、多くの「友達」は映画に興味がないのか? もちろん、いろんなタイプの「友達」がいるが、一番多いのは映画が好きな人。なので引っかかるものがあった。

 最近になり、ある情報通から確かな情報としてこんな話を聞いた。Facebookは頻繁に交流のない「友達」には自身の記事が届かなくなるというのだ。「いいね」「シェア」したり、「コメント」をすると繋がりが深くなり記事が届くが、それらをしない「友達」には記事が届かない。この話は他の人からも聞いたことがある。

 では、なぜ、そんな裏設定があるのか? 

 それがFacebookの目的でもあるからだ。このメディアは「人の交流」を目的としている。「友達」と頻繁に交流させることで活性化するが、そうでないと疎遠になる。つまり、「友達」にはなったが、何ら交流を持たない人は交友関係が狭くなり、交流を持てば交遊関係は広がる。努力せねば広がらないというシステムなのだ。


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 努力しない人は次第に送られてくる記事は減る。

 Facebook側も余計な労力を省けるというメリットもある。そう聞くと、とても納得できる。毎日、いくつもの記事を1日3回に分けてアップしても、5000人に届いている実感を持てなかったのは正解ということ。

しかし、3000人も「友達」がいると、もう名前さえ分からない人が多い。毎日、もの凄い量の記事が流れて来る。その1人1人の記事を読むのは不可能。「いいね」もしない。そうなると、僕の記事はその人たちのタイムラインには流れなくなって行くのだ。

つまり、3000人いても、実際に記事が届いているのは1000人だったり、500人だったりするのだろう。「交友関係」を続ける努力をしない僕の記事はそうして、多くの人には届かなくなっていたはず。だから、反応があまりなかった。企業側としては「努力しない」人の記事を、労力をかけて全員に届けなくてもよくなる。

 そう聞くと納得だ。

 なぜ、3000人もいるのに?と思ったが、記事が届いていないとなると、実感できる。「友達」が僕の記事を「シェア」してくれても、その友達とも繋がりの薄い人には、僕の記事は届かない。そうなると、1日に5000人に記事が届いてると思っていたが、500人とか、200人くらいにしか届いていなかったのだろう。

「友達と繋がるため」というFacebook側の目的からしたとき、努力(?)する人は繋がりが継続するが、努力しないと疎遠になる。目的に即した対応だ。が、それによって企業側の労力を減らすこともできる。いろんなことを節約できる。しかし、それを知らないユーザーは「友達が300人になった!」と喜び、記事を書き続ける。実際は自分が書いた記事は全員に届いていないことを知らずに、Facebookを使い続ける訳である。企業側は利用者が頻繁に使用することで、広告収入が取れる。

 んーーーまんまとそれに乗せられ、

 4年も使い続けてしまった。もちろん、効果0ということではない。200人であっても情報は伝わっていただろう。だが、親しい友達以外にも映画情報が届くからこそ、拡散できるからFacebookを使っていたのだ。それが実際は親しい「友達」にしか情報が届いていなかったのだ。それに1日の大半の時間を費やしていた。んーーー。

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実際、Facebookはアップした記事を何人が読んだか?は分からない。ブログのように集計はでない。「いいね」が目安だが、読んでも「いいね」しない人がいる。それが先日の「休止します」宣言で少し分かった。あの記事を出したとき、1時間で100「いいね」が着いた。1日で約200「いいね」たぶん、記事を読んだ多くの人が「いいね」してくれたと思う。「お疲れさま」「残念です」「復帰を待ってます」等の思いを込めて「いいね」してくれたと感じる。

 最後の「いいね」が200。

 ここから僕の記事を毎日、読んでくれていたのは200人ほどだと思える。「友達」総数の1割弱。それが現実の数だと思える。これは情報拡散のメディアではなく、やはりお友達との交流メディアなのだろう。ま、もともと、それが目的で作られたのがFacebookであり、それを宣伝活動に使えないか?と思い、スタートしたのだが、まさかの裏設定があり、実は情報拡散ができないように設定されていた。

多くの人が「友達」を増やす為に毎日更新するが、それだけでは交遊関係は広がらない。ある意味で踊らされているようなものだ。皆、友達全員に自分の写真や記事が届いていると信じているのだから。それも「密な交流をしていない」という理由で、その相手に記事や写真が届けていない。それを知らずにユーザーは「友達」を増やそう!とFacebookを使い続けているのだ。企業として広告収入が上がるが、「友達」全員に記事は届けていない。

「友達」の上限が5000人というのも、同じような裏の意味がある。これはまたいつか説明するが、そのような設定では宣伝活動には相応しくない。労力をかけても、それだけの成果が上がらない。その意味で「宣伝ツール」として使うことに大きな意味がないと思える。

ただ、限られた数であれば情報を伝えることはできる。その中での活用があれば、続けることもできるだろう。でも、そのヘンを考えるために、しばらく休止しようと決めた。さて、休止して、そろそろ1週間。禁断症状(?)が出て来た。その辺の話もまた記事にしていく。


 つづき=>http://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2016-01-03-1

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