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夜中眠れずに「ワイルド7」を読み続ける!  [2015]

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しかし、1960年代にスタートした漫画とは思えないほど面白い。現在のハリウッド映画に迫るアクションとサスペンス。そして謎解きがあり、社会性もある物語。感動もあり、ほんとよく出来ている。

最終章の「魔像の十字路」からスタート。遡って「熱砂の帝王」「ガラスの城」「灰になるまで」「運命の七星」と来て、そこから第1章に行き「野生の七人」「バイク騎士事件」と順に進んだ。

そして昨夜は「谷間のユリは鐘に散る」まで来て、残りは大巨編「地獄の神話」だ。僕の中でのベストワンはやはり「緑の墓」で、次点が「地獄の神話」なぜか、「運命の七星」の後半からパワーダウンして、あとのエピソードがそれ以前と比べると物足りない。

連載当時から感じていたのだけど、今回読み直してもそれを感じる。けど、作家はある日突然に魔法をなくす。コッポラだって、スピルバーグだってそう。人ごとではない。そんなことも考えながら、残り「地獄の神話」眠れない夜に読む。

でも、読み終わったら、この先、眠れない夜はどうすればいいのか? 

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