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3年前の311、1年前の311。そして今日 [2014]

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2011年、3月11日ーその日、僕は自宅入院状態だった。監督作”青い青い空”の東京公開後に過労でダウンで寝たきり生活。そんな状態で震災を迎えた。ベッドに横になったまま、延々と震災報道を見ていた。2年後の2013年。原発事故を題材にした映画”朝日のあたる家”を撮影。311にクランクアップを迎えた。撮影最終日であった。ちょうど1年前の今日だ。

そして本日、2014年3月11日。その”朝日のあたる家”が山梨県のテアトル石和と、ドイツで上映される。3年経っても収束しない福島第一原発の事故。それを思い起こし、その悲しみの記憶を思い返す日ではないか? いや、悲しみが今も、そしてこの先何十年も続くことを再確認する日だと思える。

原発事故は単なる悲劇ではない。原発が危険か安全か?という問題を超えて、戦後以来、日本人の価値観をもう一度問う機会なのだ。本当に大切なものは何か? 溢れ返る商品なのか? 24時間放送されるテレビ番組か? 夜中でも町を照らすネオンなのか? リニアモーターカーなのか? それとも? もっともっと大切なものがあることに、それこそが幸せに繋がるものだと気づべき、大切な機会。それを考えて行きたい。

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