残務処理で奮闘中！

この半年間。「朝日のあたる家」宣伝活動に全力を注いで来たが、舞台挨拶ツアーは何とか終了（もしかしたら・・・でも、もう終わりだろう）。今は領収書の整理に追われている。通常、映画を作るときは製作会社というのに依頼するのだが、本当にいい加減な会社が多く、いや、あくどいところがほとんどで、何度も酷い目に遭って来た。

「この社長は信頼できる」と思った会社でも、最後に裏切られることがあった。僕が何年もかかって製作費を集め、依頼したのに「監督料を捻出する余裕ないですね？」とノーギャラで働かせようとした会社まである。それでいて映画の収入はなぜか、その会社に入るような契約がされていたことまで。

さらに、健全な会社でも手数料を取る。それが２０ー３０％というのが映画界の相場。今回、そんなに取られたら、まともな映画ができなくなってしまう。で「朝日」は既成の製作会社には依頼せずに製作した。僕が監督、脚本、だけでなくプロデュサーも担当（ま、今までもやっていたが、今回は１人でこなした）当然。領収書の処理も、申告も全部、僕がやらねばならない。

そんな訳で映画の宣伝。舞台挨拶ツアーが終わってもまだまだ、作業は続くのである。「誰か経理係を雇えばいいじゃん！」と言われそうだが、その人件費がない。今回の収入は全て宣伝につぎ込んでいる。それでもテレビや新聞広告を打つ余裕は全くなく。僕がボランティアで走り回ることとなった。

映画はちょっとやそっとヒットしたくらいでは、製作元は儲からない。潤うのは映画館。でも、今回のテーマは多くの人に観てもらうこと。。。。とはいえ、犬の手も借りたい。