「朝日のあたる家」なんて知らないという原発反対デモ参加者。 [東京公開]
日曜日の原発反対集会。
いろんな県から来た方、団体が多数参加した。
「朝日のあたる家」が今後公開される県。公開されている町の方々に声をかけた。
北陸のある県ののぼりを持った中年男性にチラシを見せて
「すみません。この映画の監督なんですけど」
「はあ?」
「朝日のあたる家という映画で、原発事故の悲劇を描いた作品なんです」
「そう? 知らないなあ」
「山本太郎さんも出ています!」
「で?」
「もうすぐ、そちらの***市の映画館で公開されるので、応援頂けたらと思って」
「だったら、後ろにいる代表にいって!」
ネクタイをしてメガホンを持つ代表に話す。また同じ
「何それ?」「知らない」「だから?」
映画の説明と応援のお願いをするが、代表は全く興味を示さず。
渡したチラシを見もせずに4つ折りにしてポケットに入れた。
官邸前で宣伝させてもらったときは
「あーー知ってる」「見たよ」「行くつもり」「応援しています」
あちこちでそんな声が聞こえた。
でも、北陸の町では反原発を唱える人さえ知らないのか?
それともその団体は原発に興味ないけど、かり出されただけの人たちなのか?
いや、たぶん、ネットをやらない人たちなのだろう。
ネットでは逆炎上状態もいえるほど、盛り上がったし
Yahoo!のトップニュースにも3度登場している。
テレビ、新聞を見ていても「朝日のあたる家」のことは報道されない。
新聞も東京、大阪、名古屋では記事になっているし、
かなりの人が映画の存在を知っているのだが、北陸では記事も出ていない。
だから知らないのだ。
声をかけた他の県はそこまで酷くなかった。
いろいろ聞いてみると、どうやら組合で動員された人たちではないか?
とのこと。
確かに****組合のような旗を持っていた。
原発に関心はないが、上の命令で来た人たちのようだ。
数は大事だが、ちと悲しい気がする。
2013-10-15 13:34
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コメント(1)
私も昔、駆り出されて原子力反対集会に行ったことがあります。
先輩の頼みだから仕方ないよね、と友達とただ、「〇〇反対~」と言って行進しました。
心が伴っていなかったから、反対運動は、それを最後に止めてしまいました。
その時、この「朝日のあたる家」を見ていれば、違っていたかもしれません。
私の行動は、もっと自主的なものになり、小さなことでも、世の中を変えるために、発信された情報を藁をも掴む思いですくい取っていこうとしたと思います。
あかねちゃんが、舞ちゃんが、そしてお父さん、お母さんが遭遇した悲劇がもう繰り返されないよう、自分にできること、必死で考えたかもしれません。
この映画には、愛があります。
この国の子供達が、普通に暮らし、大きくなって、普通に大人になり、親になって、家族で囲む食卓がある…、そんな普通の幸せを何の心配もなく、築いていけるために、警鐘を鳴らしてくれているのです。
今もなお、放射能の恐怖に苦しむ人達がいる…、この現実は、決して忘れてはいけないこと、なんですよね…。
by 梅茶 (2013-10-15 14:36)