多くの人が「原発事故はもう収束した」と思い込む理由(1) [映画館公開に向けて]
原発事故の厳しい現実を伝えたとき、
「お前はノストラダムスの信者か?」という怪訝な顔をする人は
仕事が忙しくて慌ただしい毎日を送っている人が多い。
或いは、もともと、政治や社会に関心のない人たち。
つまり、本当の情報を知ることができないために
原発事故の現実を把握することができないでいる。
だから「4号機が崩壊すると東京が全滅」と聞くと
どこかの怪しい宗教団体がいっていた「アルマゲドンで人類が全滅」とダブらせ
インチキ臭い話だ!と思い込んでしまう。
とは言え、情報を仕入れるためにテレビを見ていても、
原発推進派の局は大切なニュースを報じなかったり
遠回しの報道で、現実をダイレクトに伝えなかったり
むしろ、「放射能被害は少ない」「除染は進んでいる」という報道をしがち
線量の高い地区に戻された子供たちを取材
「笑顔が戻った」などと報じている。
詳しい現状を知らない視聴者が見れば「ああ、よかった!」と思い
同時に「原発事故も収束に向かっているなあ」と感じてしまう。
が、それらの報道は歪められたもの。
太平洋戦争時の大本営発表と同じことが、行われているのだ
当時、日本軍は負け続けていたのに、連勝連勝というウソの報道を
マスコミは続け、日本人はそれを信じた、
同じことが、今、この時代にも行われている.....。
(つづく)
2013-08-12 10:09
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