「原発がないと江戸時代に戻る」という人にどう説明すべきか? [映画館公開に向けて]
友人と話していても、原発が話題になるとギクシャクすることがある。
先にも書いたがノストラダムスの信仰者か
新興宗教に入信したかのように思われるのだ。
僕以外の原発問題に熱心な人の話であっても、全然知識のない人が聞くと
「世界の終わりがやってくる!」
と言われているような気がするだろう。
多くのテレビや新聞が告げていないことをいうと、信じるはむずかしい。
「4号機が崩壊すれば、東京は全滅」
というのと
「アルマゲドンが起こり、世界が終わる!」
というのと、大差はないと思われるのだ。
が、原発事故に詳しい方から見ると、
「原子力ムラのキャンペーンに完全に洗脳されているなあ...」
ということになる。
しかし、多くのテレビや新聞が伝えていない事実をどうすれば
それを知らない人に理解させることができるのか?
「原発がないと江戸時代に戻る」
なんていうバカとしか思えないことを信じている人もいる訳で
(一般の人どころか、情報番組のキャスターでもそんな発言をするくらいだから)
どうすれば、「電気は足りている」「原発がなくても電力不足にならない」
ことを伝えられるのか?
僕なりの結論は「情報」では人は納得しないということ
人を動かすのは「感情」ではないか?
「電力が足りているか?」「原発は必要か?」
という議論より、福島の人たちがどんな辛い思いをしているか?
人が死ななくても、生き地獄があるということ。
原発事故が起こると、住民はどうなるのか?
それを映画で描いた。
悲しみと苦しみの現実を見つめれば、答えは簡単に出る。
「こんなことを繰り返してはいけない」
それが結論となるはずだ。
2013-08-11 13:00
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コメント(1)
日本で初めて商業用原発(東海発電所)が稼働したのは、1966年なので、「原発がないと江戸時代に戻る」というのは、ちょっとおかしいですね。
江戸時代は、1603年3月24日から1868年5月3日まで(Wikipediaに書いてあります)なので。
by 原田 憲明 (2013-08-14 08:58)