原発の危機を語ると、ノストラダムス信仰者と思われる? [映画館公開に向けて]
原発の危機を説明すると、呆れ顔をする友人がいる。
「1999年に人類は全滅するんだよ」
という人たちと同じカテゴリーに入れられてしまう。
或いは、ヘンな宗教に入ったかのように思われる。
実は、その友人。原発事故の現実を知らず
「福島第一原発は収束した。危機は去った。大きな被害はなかった」
「全て311以前に戻った」と思い込んでいるのだ。
普通に生活し、原発に寛容なテレビ局を見て、その種の新聞を読んでいれば
そうなるのも仕方ないのかもしれない。
「原発は全然、安全じゃないんだよ」
と友人に説明しても
「福島は1000年に1度の津波が来たから事故ったんだよ。他は大丈夫だよ」
と平然という。
「電気は足りている。原発は必要ないんだ」
と告げても
「原発がないと日本の経済力が落ちるからなあ。それに火力はCO2を出すからね」
と分かったようなことをいう。
CO2出すのと、放射能出すのと、どっちがいいの?
と言いたくなるが、
原子力安全キャンペーンが、ここまで行き届いた奴が身近にいたとは!
いくら言葉を尽くしても、友人は理解しない。
それどころか、僕が都市伝説を語っているかのような顔をする。
結局、彼の情報は全てテレビに裏付けされているのである。
サラリーマン生活で忙しい。テレビを見る時間も少ない。
夜遅くに放送される原発擁護派の局のニュースを見る。
原発知識のないキャスターの番組を見る。
それが彼の常識となってしまうのだ。あらら。
でも、そんな人は多い。
収束された原発事故より景気を良くしろと言う人たち。
どうすれば現実を伝えられるか?
そのひとつの方法として、映画「朝日のあたる家」を作った..,
2013-08-10 12:07
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