どこかの映画館が「朝日のあたる家」を上映してくれること願っています。 [再掲載]
和歌山県の読者、梅茶さんが
「原発題材の作品。映画館で上映するには?」シリーズ
を読んだ感想をくれた。
本当に嬉しい。ご紹介する。
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人は、映画を見る時間と引き換えに、何かを受け取るものだと、
私は思っています。
スカッと爽快なアクション映画、 心に残る感動作、 考えさせられる問題作、
いろんな映画が、毎日どこかで上映され、 たくさんの人達が映画館という夢の中で、
心を解放し、もうひとつの人生を経験するのです。
人の一生は短いです。
その、限られた時間の中で、 人は、
その映画に浸る時間と引き換えに、 生まれ変わることさえできる…、
私はそう、思っています。
中には、選んだことを後悔するような映画もあります。
でも、 選ぶことさえできないなんて、 私達が映画館に寄せる信頼感が、
揺らいでしまいます。
お金をかけて宣伝したヒット作だけを上映する映画館ばかりになったら、
私達は、もう、その空間で夢を見ることに価値を見いだせなくなっていきます。
あんまり知られていない映画だけど、
自分にとっては人生観が変わるほど感動した映画、を、
誰でも一つは持っているような社会が、
長い目で見た時に、 間違った方向に進まない、
健全で人に優しい世の中を作ってくれると信じて…、
私は、どこかの映画館が、
この、「朝日のあたる家」を上映してくれること、
願っています。
2013-07-29 06:00
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