「原発ないと江戸時代に戻る」発言の背景 [映画館公開に向けて]
情報番組の有名キャスターによる「原発がないと江戸時代に戻る」発言が話題になっている。これは一部の政治家や御用学者がテレビで以前から言っていた、あり得ないウソを彼が信じてしまい、番組に中に発言したのだ。結果、非難の嵐。「実はアホだった」とネットで広がった。
しかし、そんなデタラメを信じている人は意外に多く、というより多数の人がそのキャスターと同じふうに思っているのではないか? テレビに登場する学者や評論家がそう発言すれば「やっぱり原発ないと電気足りないんだよな」と素直に思うのが視聴者だ。
ただ、考えれば、ウソであることはすぐに分かる。現在動いている原発は大飯の2基だけ、どこも停電していない。東京地区は原発で作られた電気はゼロ。でも、問題ない。江戸時代どころか、昭和にも、大正にも戻っていない。
そう考えれば「原発ないと大変だぞ!と脅して、再稼働しようとしているのだな」と気づく。なのに情報番組のキャスターともあろう立場の人がそれに気づかず。「江戸時代」発言をしたので番組自体の信頼性が失われたのだ。
いや、それ以前にテレビの信頼は失われている。事故直後「メルトダウンは起こしていない」とテレビでは報道したけど、実はしていた!それを伝えたのは数ヶ月後。そのことを思い出せば、テレビ報道はいかに信用出来ないことすぐに分かる。
映画「朝日のあたる家」では、テレビがいかに信用できないか?なぜ、テレビは真実を描けないか?という側面も描いていた。が、番組の多くは今も事実を伝えず、都合のいいウソを伝えているところが多い。
2013-07-24 15:00
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