脚本を書くということ(15) 「救世主ケイン」 [映画監督のお仕事]
もうひとつ。気づいたこと。
SFものが受けず。青春もの、ミステリーが受けた理由。
それは机の上で考えた物語と
経験したことをベースにした物語ということ。
SFものは何だかんだいっても、過去に見た作品の焼き直しか
つなぎ直し。でなければ、物語を切り貼りしたもの。
それに対して、青春もの、ミステリーは、全部経験談。
ジャンルではなく。それが違いではないか?
そして実際の話は力があるということ。
そこで挑戦したのが、前々から気になっていた友人の物語。
彼もまた奇々怪々な人物で、誰もが近寄りたがらないタイプ
でも、なぜ、彼がそうなったか?
という物語を書いてみたいと思っていた。
これは映画では表現出来ない。できるとしたら、小説しかない。
阪神大震災のあと1年くらいしたころ
そのミステリー小説を書き始めた。
タイトルは「救世主ケイン」とつけた.......
(つづく)
2013-06-16 16:00
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