LAからの飛行機の中で(1) [ロサンゼルスの映画祭]
ロサンゼルス国際空港を出発。
日本に向かうシンガポールエアの機内。
1人。思いにふける。
今回も、LAの映画祭は印象的だった。
いろんなことを感じた。その辺を綴ってみたい。
6年間のLA生活。人生で最も苦しかった時代かも
いや、高校時代の方が暗黒の時代だったよなあ~
LAは大変だったけど、楽しいこともあったから。
それでも英語で苦労し、生活で苦労し、日本人で苦労し
悪戦苦闘の連続だった。
そんな日々を送ったときに住んでいたアパート。
今回も車で前を通ったけど、あの頃と全く同じ形で残っていた。
22年前か....
表の扉を開けて建物に入り、自分の部屋のドアを開けると
今もあの頃のまま、のような気さえする。
テレビが置かれ、脇に映画のビデオ。VHS。壁には映画のポスター。
日本の歌が当時は手に入りくくて、
もちろん、リトル東京に行けばCDは買えたけど、
高いし、レンタルCDが出来たのもかなりあと。
友人が送ってくれたカセットテープ(!)を繰り返し聴いていた。
小比類巻かほる、渡辺美里、矢沢永吉、本田美奈子、中森明菜、
小泉今日子、尾崎豊、斉藤由貴。
そんな歌を帰りの飛行機で聴いていた。
もう、25年前の歌。
でも、それらを聴くと懐かしさを超えた複雑な思いがこみ上げ、涙が溢れる。
当時の空気に取り巻かれ、あのLAの日々が鮮明に蘇る。
辛かったこと。悲しかったこと。嬉しかったこと。
まるで映画の1シーンのように交差。
声を上げて泣きそうになった・・・。
(つづく)
2013-05-29 08:24
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