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チェルノブイリの事故から27年 [原発の勉強]

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 先日、4月26日

 チェルノブイリ原発事故からちょうど27年を迎えた。

 つまり、27年前のその日、4号機が爆発。

 旧ソ連で放射能をまき散らしただけでなく、ヨーロッパ。

 そして日本にまで放射能は流れて来た。

 それから27年。

 チェルノブイリ原発は未だに収束せず、放射能が漏れ続け

 周辺に人が住むことはできない。

 別の仕事で、昨年、現地を訪れたが、本当に酷い状態で、

 原発事故の恐ろしさを改めて痛感した。

 それに対して、福島の原発事故からはまだ2年。

 27年経っても収束しないのに、こちらは2年だ。

 なのに、多くの人は原発に対する関心を失いつつある。

 避難した福島の人々が未だに帰郷できないのに

 いや、チェルノブイリを考えれば、あと25年経っても帰郷できないこと

 想像つくにも関わらず

 多くの人が、福島の事故は終わった・・・と感じている。

 チェルノブイリの事故から5年後。

 子供たちの病気が急増した。放射能の影響である。

 福島も同じ状況なのだから、5年後。同じことになる可能性が高い。

 子供たちが次々に病気なるという悲痛な事態。

 すでに2年経過。つまり、あと3年だ。

 でも、今なら何とかできるのではないか? 

 しかし、ニュースを見ていると、国も、東電も、多くの人々が

 福島の原発事故は終わったことにしたい・・のではないか?

 と思えてしまう。

 それでいい訳はない。

 だからこそ、僕は「朝日のあたる家」を作った。

 福島の人々がどんな過酷な経験をしたのか?

 映画で伝えたい。

 (つづく)

 
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梅茶

放射能…、これがどんな影響を及ぼすものなのか、私にはわかりませんが、今でも無念の思いにかられる出来事が、私にはありました。

学生時代の友人が、突然の病に倒れ、22才の若さでこの世を去ったことです。

病名は、急性白血病…。

彼の父親は、広島が原爆を投下された直後、軍の仕事で近辺に何日か滞在したそうです。

まだ、結婚もしていない時期のことですが、それが影響しているのではないかと、父親である身として、いつまでも彼の病気に自責の念を強く感じておられました。

それが原因かどうかは、わかりません。

けれど、20数年たってから、もし何か影響が現れてくるものがあるのだとしたら…。

未来のことは、今の時点ではわかりません。

影響を受ける人もあれば、何のダメージも受けない人もいるのかもしれません。

けれども、自分の家族や身近にいる人々が悲しい思いや運命を背負わないように、

今の時点で、何かできること…、

たくさんあると思っています。
by 梅茶 (2013-04-28 07:21) 

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