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「どんな役でもやらして欲しい!」若手俳優の声 [シナリオ感想]

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 「この映画に出たいです!」

 と前々からいってくれていた若い役者さんがいる。

 で、シナリオを読んでもらったら、感想文をくれた。

 なかなか、思いが籠っているので紹介する。

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 「朝日のあたる家」脚本読ませて頂きました。

 力強くて、監督の覚悟を感じました。

 政府やマスコミの報道では伝わらない真実を伝えようとされてると。
 
 読みながら、ドキュメンタリーを映像で観ているような感覚にもなりました。

 ここには家族の物語があるけれど、これは作り物ではない。

 それと同時に、ドキュメンタリーではなくて

 映画で伝えることの力をすごく感じます。

 脚本に真実があって、それを我々俳優が生きることで伝えられるもの。

 どんな映画にもあるものだと思いますが、

 この映画はそれがものすごく強いものになると感じました。

 平田家の葛藤、出した答え。
 
 岡本のおばちゃん。

 光太郎の思い。父、俊夫の思い。

 今も実際に避難生活を余儀なくされている人たち。

 新しい土地に移って生活をされている人たち。

 それぞれに出した答えや選んだ道があって正解はないのかも知れません。

 唯一つの正解があるとすれば、

 それは家族の命や生活、人生が原発や、

 何か大きな別のものに奪われてはいけないということ。

 そう感じました。

 平田家が最後に街を去っていく。***は30歳までは生きられない。

 結末が原発のリアルを訴えていてたまりませんでした。

 会館での政府役人と主婦たちのやりとりのシーン、

 女性の強さを感じました。

 本当に強いのは、男ではなく女性だと。母だと。

 男は戦争を始めるけど女性は子供を守る。

 避難所で舞と子供たちが外で遊んでしまうシーンが、

 いたたまれなくてつらくて・・・・

 このシーンを映画館で観たとしたら、つらくて席でもだえてしまうと思います。

 でも、これも真実なのだなと。

 正しい情報が伝えられなかったために

 被爆しなくてすんだはずの人たちが、子供たちが被爆した。

 どんな役でもやらして欲しいと、監督に手紙で伝えました。

 今でもその気持ちは変わりません。

 この映画に関われるのなら、どんな役でも精一杯やらせて頂きます。

 ただもう一方で本を読んで素直に、強烈に僕の中に浮かんだのは、

 光太郎役をやりたいという気持ちでした。

 役者としての自分のエゴかも知れませんが、

 このストレートな脚本を読んだ時、

 自分の素直な思いを監督に包み隠さずぶつけようと思いました。

 長々とまとまりのない文章をすいません。

 かっこつけずに正直にと思った結果

 このような稚拙なものになりました。お許し下さい。


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